ココロの弱さには定評のあるワタシですが。
 作業の合間にパラっと開いて眺めたら、一気呵成に読んでしまいました『ソリッドファイター』。
 
 あー。
 
 古橋秀之を褒めようって意欲はわかないんですが。それ自体が当たり前でつまんないから。
 そういう意味でうんざりなんだけど。
 でも、あれだ、仕方ない。
 これ、この作品、ちょっとした奇跡ですよね。
 過言でした。
 奇跡のようなバランス。ぐらい。
 なんにせよ唖然としたわ。
 
 強いてケチを言えば。準タイポグラフィック(つーか獏)のクライマックスがちょい微妙。多分、版型・字組由来で、絵としてのテンションが微妙に保ててないんじゃねえかな。
 などという半ばオカルトなハナシぐらいしか文句もないんだけど。
 や、普通に余剰も欠落も緩さもあって、完璧、とは言えないと思うけれどそれも含めて奇跡のようなバランスだよなあ、と。そんで、それ自体がテーマ・メタメッセージとして結果的にキレイに折り込まれてるんだからキレイすぎでむしろ馬鹿みたいだが。唖然とするわ。なにこれ。宇宙とか? 神? 神は言いすぎ。でもなんかそんな類の。いや、でも、それはダメだ。
 
 というようなコトを思った。
 
 あー。暇が出来たら、ちょっと比較しつつ考察したい漫画と小説があるけれど。しばらくはちょっと無理かなあ。うううん。


 ヒトツ書きわすれてた。
 スダケンの「ひと揉み」に対するタケちゃんのリアクション。
 ここだけは「うあ、ダメだコイツ、馬鹿か、なんにもわかってねえ」と上から目線で失点と判断しましたよ。


 それはそれとして。
 ビミョーにチョーシ悪い状態で大ダメージな出来事もあり、どーにも疲れるが、そーも言ってられねえし、ざりざりとやる。復帰。
 とか思ってたらなんか割り込みで所用発生。うう。
 しょーがないので出かけて済ます。
 出かけついでに。 
「ヒコヒコヒーン!

ソリッドファイター完全版』〜!
 パパパ パッパパー!」
 店舗売りしてんの買ってきた。
 わーい。
 疲れてて通販なんて面倒な手続きやる気でねえよ、とか言ってるうちに入手不能になったらどおしよう、という不安を抱えてたのでヒトツ懸案事項が減った。
 しばらく読む暇ねえけどな。
 手元の作業、一段落したら自分への褒美に読むわ。楽しみ。
 あと、思うところあってホビーショップっつーかモデルガンショップとか寄ったりした。
 が。見たかった銃が置かれてなかったのでがっかり。
 で、そういや、と思い出してダミーカート見せてもらったんだけど、欲しい弾種の在庫がなくてまたがっかり。可笑しかったのは店員さんと弾種の呼称がいちいち食い違って、話してるうちに両者混乱していくという按配。歴史というものの難儀さがここにも。
 あと、寄った店にはなかったけど、ダミーカート買うならと、オススメの他のショップとかメーカーとか教えてくれた店員さんは親切だなあ、と思った。つか、単にマニアのおせっかいっつーか。おれが欲しいって言ってる弾丸を出してないメーカーの製品がいかにすばらしいか力説してオススメしてくれて、いや、ありがたいんだけど。

 


『堕ちた天使と金色の悪魔』読了。
 とてもとても面白かった。次巻も楽しみ、っつーか、これもシリーズ完結まで待ちたいが、待ちきれないか。むむ。
 や。いっぱい引用してヱモヱモしく語りたい気分になるね。
 みんなも読むといい。と思った。
 それはそれとして、カバー、折り返し部の「主な著作リスト」が『記号を喰う魔女』からになってて、えーと、順次消えてくのか? これって。という不安が。


 それはそれとして。
 浦賀和宏講談社における文庫化って2001年の『記憶の果て THE END OF MEMORY』で止まってんのか?
 ……うわ、しかも『記憶の果て THE END OF MEMORY』、講談社ノベルズ版が定価(税込):998円で文庫版が定価(税込):1,000円か。どっちも品切重版未定だし。
 
 
 ちなみに。
 http://www.timebooktown.jp/Service/bookinfo.asp?cont_id=CBJPPL1C07481002
 に、電子書籍版もあるが>『記憶の果て』。
 

 なんのコトやらだろうが。
 安藤裕子のハナシをちょっとしたいな、と。

電源を入れた途端、モニター上に自己紹介の文が流れ出した。「私は裕子」…。これは単なるプログラムにすぎない、いや、プログラムに意識が宿ったのならば…。

 今となってはむしろナガトっぽいね。
 いにゃ。
 天使のイコンはたやすく裏返って「魔女」になる。とかなんか。
 母であり姉であり恋人、みたいなあれ。
 

 や。単に憶えてなかったのを『ヱ』観て、
「男だったらシンジ、女だったらレイ」とかって言ってる(それ自体、シンジが知る筈のない出来事で夢でしかなく、更にその直後に「碇レイ」という名前を否定してるのが、また面倒くせえハナシなんだけど)なあ、と思い出したので。にゃるほど、姉っぽいよな、と。で『堕ちた天使と金色の悪魔』とか読んでる最中なせいもあって『記号を喰う魔女』とかぼんやり思い出してたんだけど、なんでもいいけど天使だの悪魔だの魔女だの、どんだけ中二病の後遺症ひきずるつもりか、おれは。飽きてるっちゃ飽きてんだけどもなあ。


 


 や。まあ、普通に充分楽しんだけどな。『ヱ』。
 なんだ。可もあり不可もあり? トータルで、こんなもんだろ、と。
 やたら褒めてるひとのコトバは褒めすぎに聞こえるし、やたら貶してるひとのコトバは貶しすぎに聞こえる、が、それぞれ一理あるよな。てカンジだ。
 以降の新展開も普通に楽しみだけど、あー、なんつーか、テレビシリーズでやって欲しかったかも。あるいはOVAでちょっと話数と予算かけてとか。商売的に難しいのかな、難しいのだろうな、とは思うけれど。
 おれが「映画好き」な人じゃないからかもしれんが。

 や、でも、毎週、次回が楽しみで仕方ないって感覚は、なんだ、あれはあれでとても良いものだよな。